探偵の依頼ノート

探偵の調査中の連絡。報告と追加依頼を分けて決める

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2026/10/3公開

調査中の連絡は、手段と時間帯に加えて、返事ができないときの扱いまで決めておきます。進み具合の報告を受けることと、有料の延長を頼むことは分け、費用が増える前の確認方法を聞いてください。

どの事務所も同じ頻度で連絡するとは限りません。契約前に下の質問を使い、自分が無理なく連絡を受けられる方法を相談しましょう。調査を頼むか迷っている段階なら、依頼を保留して、目的や他の相談先を整理する選択肢もあります。

届いた連絡は、用件で分けて返す

進み具合の報告内容を受け取る

質問先と次の連絡予定を控える。

有料の追加提案条件を聞いて判断する

増える作業・総額・終了条件を確認。

報告を読んだ返事と、有料作業への了承を同じ返事にしない。

連絡の目的を見分ける図です。事務所ごとの契約条件や、無返信時の扱いを定めるものではありません。

契約前に、連絡を受ける手段・時間帯と、返事ができない場合に調査や費用をどう扱うかを決めます。調査中に追加提案が届いたら、報告と同じものとして返事をせず、増える作業と金額を聞いてください。

途中の連絡と、最後の報告は別に確かめる

調査中に電話やメッセージが届くサービスでも、それだけで契約上の報告書を受け取ったことになるとは限りません。「途中で何を知らせるか」と「終わったあとに何を渡すか」を分けて聞きます。

探偵業法8条2項は、契約後に渡す書面へ書く項目の一つとして、次を挙げています。

探偵業務に係る調査の結果の報告の方法及び期限

これは、すべての依頼で実況中継を行うことや、何分ごとに連絡することを決めた記述ではありません。書面にある報告の方法と期限を読み、調査中の連絡がその中にどう位置づけられているかを確認します。

たとえば「調査終了後に報告書を渡す」とだけ書かれているなら、途中の質問をどこへ送るか、担当者が不在のとき誰が受けるかを追加で聞けます。報告書が届く日まで、必要な連絡を一切してはいけないという意味にも読み替えないでください。

連絡を受けられる手段と時間帯を伝える

電話、メール、会員ページなど、利用できる方法を事務所へ聞きます。そのうえで、仕事中は電話に出られない、共有の端末でメールを読んでいるなど、連絡上の制約を伝えます。事務所が普段使っている方法だけで決めず、自分が確認できるかも考えましょう。

通知の本文がスマホの画面に出るか、画像や報告書が自動で保存されるかなどは、本人の端末側でも確認できます。ただし、通知を隠せば情報が漏れないという保証にはなりません。事務所へ伝える連絡先が正しいか、共有のメールアドレスを使っていないかも確かめます。

探偵業法10条1項には、秘密について次の規定があります。

探偵業者の業務に従事する者は、正当な理由がなく、その業務上知り得た人の秘密を漏らしてはならない。探偵業者の業務に従事する者でなくなった後においても、同様とする。

義務があることと、誤送信などが起こらないことは同じではありません。送信先の確認、資料の受取り方、連絡先を変える手順を具体的に聞きます。アカウントのパスワードを担当者に預ける必要はありません。

返事ができないとき、調査はどうなるか

「確認の連絡をします」という説明だけでは、つながらなかった場合の扱いが分かりません。調査をいったん止めるのか、契約で決めた範囲まで続けるのか、別の連絡先へ連絡するのかを決めます。

とくに費用の上限がある場合は、返事がないことを延長の了承として扱わないかを聞いてください。事務所のルールを確認せず、無言なら必ず止まる、あるいは必ず続くと考えることはできません。自分が望む扱いを伝え、合意した内容を控えます。

たとえば仕事中に電話へ出られないなら、「まず契約で決めた終了時刻までの範囲で進め、追加費用がかかる作業は返答を待ってほしい」と希望を伝えられます。事務所がその運用に対応できるかを聞き、対応できないなら、連絡可能な時間帯や調査日を見直します。緊急の連絡先として家族の番号を渡す場合も、何を伝えてよいかを先に決めてください。

延長を頼む前に、金額と終了条件を聞く

予定を超える対応について連絡が来たら、追加する時間や人数、交通費などの実費を聞きます。「もう少しお願いします」という言い方だけでは、どこまでの費用を認めたかが曖昧になります。

質問の例は「何時まで、何人で続けると、実費を含めて総額はいくらになりますか」です。まだ確定しない費用があるなら、その項目と上限、精算の仕方を聞きます。金額の説明がないまま返事を急ぐ必要はありません。

すでに契約した範囲と、これから追加する範囲を分けて確認したいときは、調査延長前に聞くことへ進めます。見積もりや契約書のどこを変えるかも確認し、最初の契約と追加の回答を一緒に残してください。

契約前に残す連絡メモ

次の一覧は、自分と事務所で決めるためのメモです。ここにある項目すべてについて、特定の回答や無料対応を求められると説明するものではありません。分からない欄を質問として使います。

決めること / 聞き方の例

連絡の窓口
担当者が不在のときは誰に連絡しますか
手段・時間帯
電話に出られない時間は、どう連絡しますか
返事がない場合
合意した予算や終了時刻はどう扱いますか
追加費用
何を伝え、どの返事で了承したことになりますか
最終報告
何を、いつ、どの方法で受け取れますか

連絡や費用の説明に食い違いが生じたときは、契約書とやり取りの控えを整理します。契約トラブルは消費者ホットライン188などへ相談できます。危険が迫っている場合は調査中の連絡を待たず110へ、緊急でない警察相談は#9110へ相談してください。調査の依頼だけが対応方法ではありません。

最後に受け取る資料については、報告書を受け取ったら確かめることも参照できます。途中の連絡、追加の依頼、最後の報告を分けて残すと、何を頼み、何が届いたのかを後から確認しやすくなります。

この記事で確かめたこと

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